「都心の喧騒から離れ、大切な人と静かに流れる時間(とき)を共有したい」――。そんな願いを持つ美食家たちの間で、いま最も注目を集めているのが、2023年に東京・立川に誕生した「Auberge TOKITO(オーベルジュ ときと)」です。
本記事では、Auberge TOKITOのルームサービスについて、その独創的なメニュー内容や予約の仕組み、そして滞在をより豊かにするポイントを詳しく解説します。
Auberge TOKITOのルームサービス(インルームダイニング)詳細解説
朝食:心身を整える「烏骨鶏粥」の目覚め
Auberge TOKITOのルームサービスにおいて、最も象徴的なのが朝食です。通常、オーベルジュではダイニングでの食事を基本としますが、ここではプライバシーを重視し、客室での提供も柔軟に対応しています。
- シグネチャーメニュー「烏骨鶏粥」
朝食の主役は、古代米(黒米)をメインに使用した滋味深い「烏骨鶏粥」です。このお粥には、多彩な薬味や自家製のお漬物が添えられており、自分の体調や好みに合わせて味を調整できます。 - 和洋の枠を超えた「蘇」のトッピング
特にユニークなのが、日本古来の乳製品である「蘇(そ)」をクロテッドクリームのようにして加えるスタイルです。これにより、和風の優しさと洋風のコクが融合し、一口ごとに新しい驚きを感じさせてくれます。
お夜食とプライベートバーの充実
夕食は「食房(レストラン)」のカウンター席で、料理人の技を五感で楽しむのがこの宿の醍醐味ですが、その後のお楽しみとしてルームサービスを組み込むことができます。
- 客室内のミニキッチン活用
各客室にはミニキッチンが完備されており、厳選された飲料や軽食が用意されています。お休み前のリラックスタイムに、スタッフが客室へ伺い、こだわりの「お夜食」やハーブティーを整えてくれるサービスは、4室限定の宿ならではのきめ細やかさです。 - 茶房(サボウ)との連携
ホテル内にある「茶房」のメニューを客室へデリバリーすることも可能です。厳選された日本茶やアルコール類を、106平米の広大なプライベート空間で、夜景や庭園を眺めながらゆったりと堪能できます。
予約とサービス利用のポイント
Auberge TOKITOは非常にパーソナルなサービスを提供しているため、一般的な大型ホテルのような「電話一本で数十種類のメニューから選ぶ」スタイルとは異なります。
- 事前カウンセリングの重要性
宿泊予約時に、アレルギーや苦手な食材だけでなく、その日の体調や滞在の目的(記念日、療養、ビジネスの休息など)を伝えておくことが、最高のルームサービスを受けるための鍵となります。 - 専属の「料理人」によるおもてなし
ここではサービススタッフだけでなく、料理人自らが客室へ伺い、最後の仕上げや料理の説明を行うこともあります。このダイレクトなコミュニケーションが、ルームサービスを一つの「ダイニングイベント」へと昇華させています。
Auberge TOKITO(オーベルジュ ときと)の特徴と魅力
Auberge TOKITOは、かつての名料亭「無門庵」の跡地に建てられた、全4室のみのラグジュアリーオーベルジュです。立川という都心から1時間足らずの場所にありながら、一歩足を踏み入れれば別世界の静寂が広がっています。
「めぐるめぐみ」を掲げるアルティザン・キュイジーヌ
ホテルの核となるのは、世界各国のミシュラン星付きレストランで腕を磨いたトップシェフたちが集結して創り出す日本料理です。コンセプトは「めぐるめぐみ」。
食材の命を余すところなく使い切り、地域の生産者や伝統工芸の職人(アルティザン)と手を取り合いながら、次世代の食文化を創造しています。料理人が自ら土を練り、焼いた器に盛り付けられる一皿一皿には、物語が宿っています。
106平米の開放感と「源泉かけ流し温泉」
4つの客室はすべて106平米以上の広さを誇り、地下1,300mから汲み上げた自家源泉の露天風呂が完備されています。リビング、寝室、そして専用のスパトリートメント用ベッドまで備えた空間は、「心身の回復」のために最適化されています。
テラスの温泉に浸かり、身体を温めた後にルームサービスで冷えたお茶を頂く時間は、究極のデトックス体験と言えるでしょう。
伝統と革新が交差する庭園と建築
敷地内には、かつての建材を再利用した格式高い正門や、四季折々の表情を見せる美しい日本庭園が広がっています。モダンな建築デザインの中に、古き良き日本の職人技が随所に散りばめられており、滞在するだけで感性が研ぎ澄まされていくのを感じます。
宿泊者優先のレストランカウンターや、夜にはバーとしても機能する茶房など、限られたゲストだけがアクセスできる隠れ家的な要素も大きな魅力です。
まとめ
Auberge TOKITOでのルームサービス体験は、単なる「食事」ではなく、心身を整え、新しい活力を生み出すための「儀式」に近いものです。
- 烏骨鶏粥を中心とした朝食で、心穏やかに一日の始まりを迎える。
- 106平米の露天風呂付き客室という圧倒的なプライベート空間で、究極の「個」の食事を楽しむ。
- 料理人との対話を通じ、食材の背景にある物語に触れる。
立川の地に根ざし、日本の食の豊かさを再発見させてくれるAuberge TOKITO。大切な方との記念日や、自分への最高のご褒美として、この場所でのインルームダイニングを選んでみてはいかがでしょうか。

